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創業支援①

ビジネスモデルの分析

事業の飛躍をお手伝いします

私どもの事務所では、創業を計画されている方に向けてビジネスモデルの分析を行っています。

創業することを目的とした場合、それは簡単にできてしまいます。難しいのは創業した事業を継続していくことです。

インターネットがこれだけ発達した現在では、商品・什器・備品の発注や事務所店舗物件情報等、検索すればいくらでも事業に必要な情報が見つかりますから、一定の自己資金があればあっという間に開業準備ができます。重要なのは、資金を枯渇させずに増やしていくことです。

創業後10年間事業を継続できる方は1割程度だと言われています。これは資金を枯渇させずに、事業を継続していくことが容易ではないことを示しています。

資金を枯渇させずに増やす仕組みを作ることが「経営」ということになるのですが、この「経営」のために最も重要なことは自社の商品やサービスを購入していただいた顧客に満足を与えリピートしてもらうことです。

つまり、単に売れるだけでなく、売れ続けることが重要です。反復・継続して売れる仕組みにまで立ち上げていくことが「経営」であると認識して頂きます。

反復・継続して売れ続けるには?

それでは、反復・継続して売れ続ける仕組みはどのようにして出来上がるのでしょうか。

サービスや商品の提供を受ける顧客側の視点に立って考えてみますとどうでしょうか?

どういった場合に、そのサービスや商品を買い続けますか?

その一つの答えとして「対価以上の価値をもらえること」と言えるのではないでしょうか。

下の図をご覧下さい。

 

飲食店を開業し、1,500円のランチを始めました。当初はもの珍しさで試しに来た客が多く、それなりに売れると思いますが、1か月もすると売上が減少していきます。この場合、上記図の関係から提供する商品の価値が値段に見合ってないと判断する必要があります。(黄色星の位置に自社のサービスがあるということです)

これではリピート客は見込めません。ここで打つ手は2パターンですね。

 ① 1,500円の価格に見合ったランチにグレードアップする

 ② 同じ内容で値段を900円以下に落とす

このどちらかの対策で顧客が満足する水準の価値が提供できることとなりますので、事業の継続が可能となるのです。

このように、提供する価値と対価の関係を理解して頂き、「経営」とは何かを最初に考えることが重要です。

ビジネスモデルの分析方法

創業予定の方のビジネス案を反復・継続して売る商品・サービスに高めるためビジネスモデルの分析を行います。

まずは、3ステップで計画を分析していきます。

  • 1
    目的の明確化
     ビジネスは社会の様々なニーズに応えていくことで成立します。
     顧客のニーズを理解し、そのニーズを満たすことで、結果としてビジネスを成功させることができます。そのため、創業予定者にはまず自らの事業が社会のどんなニーズに応えることになるのかを明確にしてもらいます。
     
  • 社会のどのようなニーズに応えることを目標としていますか?
     
  • 具体的にどのような手法で、そのニーズに応えようとしていますか?
     
  • その結果、顧客はどのように満足されるのでしょうか?
     
  • 2

    競合の調査
     訴求する社会のニーズについて、既に参入している同業他社の競合状況を確認します。

  • あなたが考えている社会ニーズに対応している他社はありますか?
     
  • 先行している他社が行っている事業とあなたが考えている事業とは何が違いますか?
     
  • その結果、顧客は同業他社より満足されますか?
     
  • 3
    SWOT分析
     創業予定者の強み(Strength)、弱み(Weakness)、外部環境での機会(Opportunity)、脅威(Threat)を列挙して、事業計画の検討に役立てます。

強みと弱み

 S欄には創業予定者が有するビジネス上の強みを列挙します。

 具体的には次のような項目ごとに挙げてもらいます。

経営資源 具体例
技術力 ・既に習得している技術
・受賞、表彰歴
・開発事例
・特許、実用新案
商品力 ・独自の仕入ルート
・独占販売契約
・大手企業等との取引ルート
営業力 ・人脈の豊富さ
・経験の豊富さ
・インターネットの活用力
・出版書籍、メディアでの露出
・プレゼンテーション能力
その他 ・立地条件

同じ視点で弱みも列挙します。同業者が有しているが、創業予定者が有していない経営資源を整理してW欄に記載します。

機会

機会とは、社会が求めているニーズと言えます。
目的の明確化で確認したニーズがなぜ今生じているのか、そのニーズはこれから大きくなるのか、一時的なもので今後は小さくなるのか等、市場の動向をO欄に列挙します。
 

脅威

今後生じると見込まれるビジネス上のリスクを検討します。「強み」が打ち消される要因、「弱み」がさらなる脅威となる要因、今後の市場動向でビジネス機会がおびやかされる要因等を列挙します。

クロスSWOT分析

自社が一番成功を収めることができる分野を特定します。

  • S-Oエリア
     他社に比較して最も差別化ができ、強みを発揮するエリアです。
     このエリアで、だれに、どのように自社の商品、サービスを買って頂くかを検討します。
     
  • S-Tエリア
     自社が強みを発揮するものの、同業他社が優位に立つ可能性もあるエリアです。
     他社と競争していくのか、又は競合しない他のエリアを開拓するかを検討します
     
  • W-Oエリア
     自社の弱点となるエリアですが、その弱点を解消すればS-0エリアにもできるところです。
     そのため、弱点を解消する可能性を探り、弱点の解消を図ります。
     弱点の解消が簡単ではないということになれば、他のエリアを開拓する検討が必要です。
     
  • W-Tエリア
     自社の弱点が露見し、他社にとっては強みを発揮できるエリアです。
     当分の間は進出するべきではない場所だと言えます。
     誤ってこのエリアで創業することがないように、慎重に検討を行っていきます。

     

このように分析したエリアの棲み分けとは、一般的には下記のような区分で行います。

  1.  高品質と低品質
  2.  高価格と低価格
  3.  顧客の属性(性別、年齢層、所得水準等)
     

具体例

次のような目的をもって開業するとします。

”高品質なフルオーダーの自転車をリーズナブルな価格で販売する

では、①品質 ②価格 ③顧客属性 で考えていきます。

SWOT分析とクロスSWOT分析は下記の通りです。

自社のSOエリアを認識したうえで、その強みをより強くしアピールすることを最優先とします。

ある程度の余裕が出てくれば、WOエリアやSTエリアの対策を実行して行きましょう。

WTエリアに関してはあえて手をださないという姿勢が基本だと思います。

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